内閣府 AI戦略会議(第11回)・AI制度研究会(第1回)合同会議 議事要旨 より松尾豊座長の発言を抜粋

内閣府のAI戦略会議(第11回)・AI制度研究会(第1回)合同会議 議事要旨 より、松尾豊座長の発言を抜粋・整理した。
日本のAI戦略において、どのような方向性やキーワードが重視されているかを松尾豊座長の情報から時系列で観測する。
なお、本記事は「議事要旨」「議事概要」から抜粋をしている、松尾豊座長の全ての発言の記録ではない。

AI戦略会議(第11回)・AI制度研究会(第1回)合同会議 議事要旨


1.日 時  令和6年8月2日(金)10:15~10:55
2.場 所  総理大臣官邸 2階大ホール
3.議題
(1). AI政策の現状と制度課題について

4.議事要旨より松尾座長の発言に関する記述を抜粋
・松尾座長より、AI制度の現状と制度課題について研究会の構成員の皆様を中心にご意見いただきたいとの説明があり、各構成員から順次、以下の意見が述べられた。
・【松尾座長】
・ 昨年来、生成AIの急速な進化・普及に即応して、岸田政権は最善手を打ち続けており、大変素晴らしい。広島AIプロセスなど大きな実績をあげてきた。周回遅れだった生成AIの開発も、日本語性能で米国製品を凌ぐものが出てくるなど、追い上げが始まっている。
・ 今後も各分野で、AI利活用と開発力の強化を引き続き、強力に進める必要がある。そのた
めにも、技術と制度の両面からAIの安全性を高めることが重要であり、このAI制度研究会の立ち上げも、時宜を得た対応と思う。
・ 本日の合同会議に当たり、AI戦略会議の構成員からも、予め意見を預かっている。それを簡単に紹介すると、「世界的な制度議論を踏まえて、日本の実情に合った、国際的にも調和のとれた制度の期待」、「ソフトローの良いところは活かしながら、将来のリスクや有事にも実効性ある対応が取れ、モニタリングできる規律など、スモールスタートでもよいので、手遅れとならない制度的手当てが必要」、「AIの利用推進と同時に開発力も獲得して日本の国力を強化していくべき」など、今後の研究会での検討への様々な期待や意見があった。
・ 私としては、こういった議論が非常に早いタイミングでスタートできること自体すばらしいと思っている。AIの最先端の技術をこのように早いタイミングで日本が動けてきたことはこれまでにないと思う。一方で、AIの技術進展は非常に早いため、リスクへの対応とイノベーション促進のバランスを取ることが重要。今が正に重要なタイミングだと思っており、ここでどのようなルールを作っていくのか、議論によってはよりよい社会あるいは国際的な競争力にうまく結びついていく可能性があり、非常に重要な議論の場だと思う。秋の中間取りまとめに向け、座長として貢献していきたい。


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