WebPita Labo


2026-06-16

Anthropic社が公開するClaude関連のIP帯域・クローラー情報まとめ

AIを活用したWebシステム構築やサーバー管理を行う上で、主要なAIモデルが「どこからアクセスしてきているのか」を正確に把握することは、セキュリティやアクセス解析の観点から確認しておきたい情報です。

今回は、Anthropic社が提供するAI「Claude」に関連するIP帯域情報の公式リソースと、それぞれの役割について整理しました。

Anthropic公式IP情報とClaude関連Botの違い

Anthropicが公開するClaude関連情報には、
・API / Console等のサービス通信で使われるInbound / Outbound IP addresses
・ClaudeBot / Claude-User / Claude-SearchBot等のクローラー確認用IPリストであるbots.json
があります。
前者はサービス通信のIP帯域、後者はWebサイトへアクセスするClaude関連Botの接続元確認用IP帯域として扱います。


公式情報・リソース名 種類 内容 Webアクセスログでの見方
Inbound IP addresses サービス通信用IP Anthropic側が外部からの接続を受けるためのIPアドレスです。 Claude API や Console へ利用者側のシステムが接続する場合の、 Anthropic側の受け口に相当します。 通常、Webサイト側のアクセスログに「Claudeから来たアクセス元IP」として 記録されるものではありません。 WebPitaのようなWebアクセスログ観測では、主な確認対象にはなりません。
Outbound IP addresses サービス通信用IP Anthropic側から外部のWebサイトやサービスへアクセスする際に使われる 送信元IPアドレスです。 MCP、web fetch、web search、外部ツール呼び出しなどで使用される可能性があります。 Claude側からWebサイトへアクセスが発生した場合、Webサイト側のアクセスログに 接続元IPとして記録される可能性があります。 ただし、ClaudeBot等のクローラー確認用IPリストとは分けて扱います。
bots.json
Claudeクローラー確認用IPリスト
クローラー確認用IP ClaudeBot、Claude-User、Claude-SearchBot など、AnthropicのWeb取得系Botが 使用する可能性のあるIP帯域リストです。 JSON形式で公開されており、IP帯域の自動取得や照合に向いています。 Webアクセスログ上のClaude関連User-Agentが、Anthropic公式IPから来ているかを 確認するために使用します。 User-Agentだけではなく、接続元IPが bots.json の帯域に含まれるか確認することで、 本物のClaude関連アクセスかどうかを判断しやすくなります。

User-Agent一覧

ClaudeBot、Claude-User、Claude-SearchBot は、Webアクセスログに記録されるUser-Agentによる役割の分類です。
IP帯域そのものを示す情報ではなく、アクセスの目的や性質を確認するための情報として扱います。
そのため、WebPitaでは接続元IPの確認とあわせて、User-Agentを確認することでClaude関連アクセスの種類を整理します。

User-Agent 意味 Webアクセスログでの見方
ClaudeBot AnthropicがWeb上の公開コンテンツを取得するためのクローラーです。 モデルの有用性や安全性向上のための情報収集に関係すると説明されています。 学習・モデル改善に関係する巡回型クローラーとして観測します。 ユーザーがClaudeとの会話中に指定したURLを、その場で取得するアクセスとは 分けて扱います。
Claude-User ユーザーがClaudeに質問した際、URL取得やWeb fetchなどにより発生する可能性がある User-Agentです。 Claudeの画面上でユーザーが指定したWebページを取得する場面に関係します。 会話中、またはユーザー操作に基づく取得に近いアクセスとして観測します。 WebPitaのアクセスログで Claude-User を確認した場合、 ユーザーがClaudeに対象URLを提示した可能性があります。
※ユーザの訪問
Claude-SearchBot Claudeの検索結果や回答品質を高めるために、Webコンテンツを分析するクローラーです。 検索結果の関連性や正確性の向上に関係すると説明されています。 検索品質・検索基盤に関係する巡回型クローラーとして観測します。 Claude-Userのような会話中の直接取得とは異なり、 検索連携や検索品質向上に関係するアクセスとして分けて見ます。

なお、Inbound / Outbound IP addresses は通信経路に関する分類であり、 ClaudeBot / Claude-SearchBot は User-Agent による役割の分類です。 そのため、Webアクセスログを確認する場合は、IPアドレスだけでなく User-Agent もあわせて確認する必要があります。

サーバー管理者へのワンポイント

Claude関連のアクセスには、収集目的のClaudeBotだけでなく、ユーザー操作に基づくClaude-User、検索連携に関係するClaude-SearchBotなどがあります。 そのため、WebアクセスログでClaude関連のアクセスを確認する場合は、User-Agentだけでなく、Anthropic社が公開しているIPリストとの照合が重要です。

また、Claude API / Console 用のIP帯域と、ClaudeBot等のクローラー用IPリストは用途が異なります。サーバー側で許可・制限を行う場合は、目的に応じて参照する公式情報を分けて確認する必要があります。

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