WebPita Labo


2026-06-18

Xserverより回答をいただいた(ClaudeチャットでサブフォルダURLを取得できない現象を確認)

概要

WebPitaの観測により、Claude(claude.ai)がXserver上のサブフォルダURLを取得できない現象を確認しました。

この記事を以下の2026-06-14にWebPitaで掲載をしました。

https://www.webpita.com/labo/claude_subfolder_fetch_error.html

本件の回答がXserverより届いたため、その報告レポートとして本ページを掲載します。

※実際のやり取りは数回にわたり行いました。

経緯

2026-06-14頃に、ClaudeとのチャットでXserver上のサブフォルダURLにアクセスできない事象を観測しました。

他のサーバー(アルファメール)では、サブフォルダURLへのアクセスに問題はありませんでした。

この現象について、Xserverへ問い合わせを行いました。

詳細は以下のURLを参照してください。

https://www.webpita.com/labo/claude_subfolder_fetch_error.html

Xserverからの回答

Xserverサポートからは、以下の回答をいただきました。 担当者名、問い合わせ番号、アカウントIDなどは掲載していません。


-----------

お寄せいただいた件について、弊社担当部署に確認いたしましたところ
「34.162.x.x」の多数IP群が脆弱性調査のような連続アクセスにより、自動遮断されておりました。

※サブフォルダでのみ事象が発生し、トップページは正常に取得できる
 という状況につきましては、明確な回答が困難でございますが
 アクセスされた際のIPアドレスが、自動遮断されていなかったものと推察しております。

「34.162.x.x」のIPアドレスは変動し、それに伴い当社の自動遮断対象も
増え続ける可能性がございますため、個別に全てのIP遮断解除を承ることは困難であり
特定のIPアドレスの遮断解除を承ったとしても、恒久的な対応にはならない可能性が高くございます。

その上で恒久的な対応をいただきたい場合、Cloudflareを導入いただく等の案が考えられます。
--
■現在
Claude ──(直接アクセス)──> 当社サーバー ※ClaudeのIPは遮断されている
■Cloudflare導入後
Claude ──> Cloudflare ──(中継)──> 当社サーバー ※CloudflareのIPからの接続となるため遮断されない
--
ただ、Cloudflareは外部のサービスでございますので、導入をいただきましても明確にIP遮断を回避して、必ずアクセスが出来るとの保証はいたしかねます。
こちらの点、ご了承のもとご検討くださいますと幸いです。


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Anthropicが公開するClaude関連のIP帯域情報

AnthropicはClaude関連のIP帯域情報を公開しています。

https://platform.claude.com/docs/en/api/ip-addresses
https://support.claude.com/en/articles/8896518-does-anthropic-crawl-data-from-the-web-and-how-can-site-owners-block-the-crawler
https://claude.com/crawling/bots.json

なお、WebPitaでもClaudeのIP帯域について掲載していますので、参考にしてください。

https://www.webpita.com/labo/claude-ip-crawlers.html

--
2026-06-18時点で、Anthropicが公開しているClaude関連IP帯域情報の一部は以下の通りです。
Inbound IP addresses
These are the IP addresses where Anthropic services receive incoming connections.
IPv4
160.79.104.0/23
IPv6
2607:6bc0::/48
Outbound IP addresses
These are the stable IP addresses that Anthropic uses for outbound requests (for example, when making MCP tool calls to external servers).
IPv4
160.79.104.0/21


bots.json
{
  "creationTime": "2026-05-01T20:46:04Z",
  "prefixes": [
    {"ipv4Prefix": "216.73.216.0/22"},
    {"ipv4Prefix": "34.162.230.222/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.162.244.71/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.162.191.81/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.150.241.79/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.85.172.162/32"},
    {"ipv4Prefix": "35.245.175.129/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.182.222.37/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.186.108.163/32"},
    {"ipv4Prefix": "35.245.89.239/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.182.161.143/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.182.218.27/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.182.220.85/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.11.34.31/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.182.140.95/32"},
    {"ipv4Prefix": "136.107.176.208/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.182.226.151/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.182.226.221/32"},
    {"ipv4Prefix": "35.221.29.174/32"},
    {"ipv4Prefix": "34.182.225.167/32"}
  ]
}

この一覧には、Xserverの回答にあった「34.162.x.x」に該当するIPアドレスも含まれています。

なお、IPアドレスは変更される可能性があります。 そのため、本一覧は掲載時点の観測資料として扱います。

考察

Xserverの回答には、「脆弱性調査のような連続アクセスにより、自動遮断されておりました」と記載されています。

Claude系Botによる短時間での連続アクセスや、404 URLへの連続アクセスは、WebPitaおよびWatch40xで確認できています。

この挙動は、Watch40x(セキュリティ監視ツール)の遮断ロジックにも該当します。

そして、Xserverでも「34.162.x.x」の多数IP群が自動遮断対象となっていました。

本件はXserver側の対応を問題視するものではありません。 サーバー防御の観点では、脆弱性調査のような連続アクセスに対して自動遮断が行われることは自然な対応と考えています。

むしろ本件は、AIによるWeb取得処理と、既存のWebサーバー防御機能が衝突する可能性を示す観測事例と考えています。


※Watch40xとは
Watch40xは、不正アクセスを自動で検知・遮断するセキュリティ監視ツールです。
https://www.lita.co.jp/web/watch40x.html

webPita.comでのClaude系404アクセスの観測結果

観測日

2026-06-17

観測条件

webPita.comは2026年4月に大型リニューアルを行っています。 このため、不要になったページが大量に存在します。

sitemap.xmlには、現在有効となっているページのみを記載しています。 robots.txtによる制限はありません。

観測ツール

Watch40x
https://www.lita.co.jp/web/watch40x.html

アクセスしてきたIP情報

IPアドレス:216.73.217.145
RDAPのネットワーク名:AWS-ANTHROPIC
AS Name:16509 | US | arin | 2000-05-04 | AMAZON-02 - Amazon.com, Inc., US

404エラーのアクセスログ抜粋

216.73.217.145のIPが404エラーへアクセスした回数は1,500回を超えました。

2026-06-17 16:42:50  216.73.217.145  Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)
2026-06-17 16:42:51  216.73.217.145  Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)
:
:
2026-06-17 21:20:31  216.73.217.145  Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)
2026-06-17 21:21:37  216.73.217.145  Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)
2026-06-17 21:22:14  216.73.217.145  Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

まとめ

Anthropicは最近になって、Claude関連のIP帯域情報を公開しています。

今後、セキュリティ会社やサーバー会社が、Anthropicの公開したIP帯域情報をどのように取り扱うかを注視したいと考えています。

今回の事例では、Claude関連とみられるIP群が、サーバー側の自動防御機能により遮断対象となっていたことが確認されました。

また、WebPitaおよびWatch40xでも、Claude系Botによる短時間での連続アクセスや404 URLへの連続アクセスを確認しています。

AIがWebを取得する時代において、AI側のアクセス作法と既存のサーバー防御機能がどのように共存するかは、今後の重要な観測テーマになると考えています。


なお、2026年6月18日時点で、本記事内のサブフォルダURL2件についてClaudeチャットからの取得を再確認したところ、いずれも正常に取得できました。
Xserverの回答にもあった通り、対象IPの遮断状況は変動するため、これが恒久的な解消を意味するとは限りませんが、6/18時点では問題の改善が見られたことを記録します。
https://www.webpita.com/labo/claude_xserver_auto_block_response.html
https://www.webpita.com/labo/claude_subfolder_fetch_error.html


最後に、Xserverのサポート担当者様には、誠実なご対応をいただきました。 ここに感謝を申し上げます。

AIアクセス解析ツールで何が見えるのか?

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